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10年後の生存率
「ソフトバンクの孫正義、楽天の三木谷浩史みたいになるんだ!」
起業して10年後の生存率をご存じでしょうか?各所から様々な生存率データが発表されておりますが、中小零細企業では、20%ぐらいなものです。ただし、中小企業以上の規模になると生存率は50%ぐらいにはなります。
これは、中小零細企業については、資本力・計画性のない安易な起業が多く、一定規模以上の起業となると、資本力・計画性・ノウハウ等が備わっているからだといえます。
企業の生存率
理想と現実とのギャップ
よく、テレビ・雑誌等で起業について、もてはやしており、また、政府も起業を推進しているような風潮あります。しかし、現実はそんなに甘くはありません。
では、「事前準備と資金とコネクション等があれば失敗はしないであろう」と考える方もいますが、私の経験上、世の中そんなに甘くはなく、プラスアルファ「運・時流等」も必要なのではと思います。
また、生存しているとはいっても、自分自身が生活するのに精一杯で、かろうじて事業を継続しているというのも、一応、生存に入りますので、果たして、これで起業した意味があるのかどうか。
起業の目的・ノウハウ・資金は?
起業の目的の主だったものを挙げてみますと、
- 仕事上で得たノウハウを生かして自分の力をためしてみたい。
- お金を稼ぎたい。
- 好きなことをして生活したい。
- 人に使われるのはいやだ。
- 会社の倒産・リストラ等で仕方なく。
等々、人によって目的はさまざまですが、いずれにしても起業しようとする分野のノウハウ・当座の資金等なしでは、起業はできても継続はできません。
起業を促すような情報を鵜呑みにしないこと
公的な機関はもとより、金融機関、各種学校等で各種セミナー等による起業を賛美するような情報等が氾濫しておりますが、促進する側はあくまでも補助金・自身の宣伝・利益を中心に考えており起業する側のことについてはあまり関心がないことが多いので、あまり鵜呑みにしないことです。
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